神功皇后Project

■ パート6 新規のお囃子と舞を考える 1

 神功皇后プロジェクトのために新しいお囃子と舞を作ろうという試みは、ある意味、神功皇后プロジェクトの核ともいえる部分です。そしてそれは、新しい「墨江町流囃子」の創設であり、その家元になるということに他なりません。飛んでもない話と笑われるかもしれませんが、しかし、現在のこの気心の知れた顔ぶれと、意欲的でかつ実行力もあるこの組織であれば、それはきっとできることだという確信のようなものがありました。過去のあらゆる伝統芸能をみても、それを作り上げてきた人が必ずいます。家元がいるのです。「自分たちにできないはずはない」という心意気こそが、創造力の源でした。

 そして、お囃子部門と舞部門にとって、1999年の夏から冬にかけては、個々の教養を高めるための研究の時期、そして、神功皇后プロジェクトのコンセプトを練り上げるための期間であったといえます。幹部も若手もそれぞれに、他のお囃子や神楽などの民俗芸能、歌舞伎・能・狂言などといった日本を代表する伝統芸能、加えて、もっと新しいタイプの各種芸能まで、神功皇后プロジェクトに取り入れられそうな要素のあるものはなんでも、機会があるごとに見聞し、研究の幅を広げ、プロジェクトの推進にフィードバックさせようという試みが行われてきたのです。5年先、10年先の完成を目指す無形文化財のお囃子と舞の創造とレベルアップのためには、各個人の教養を高め、それをプロジェクトに反映させるという努力が必須のことと考えたのでした。

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